唾液のおはなし①
2023年11月16日
唾液ってみなさんどれくらい人生の中で意識したことがありますか?
実は、唾液には人間が必要なたくさんの機能が備わっている「生命の水」なのです。今回は歯ではなく、そんな「唾液」のお話をしようと思います。
唾液の機能と成分について見てみよう!
・粘膜と歯質の保護作用
唾液は、微生物やタンパク質分解酵素、有害な化学物質や酸、摩擦といったダメージから口腔粘膜と歯質を守ってくれています。
・抗菌作用
唾液は様々な抗菌物質が含まれています。口腔粘膜は体の一番外側にあり、呼吸器や消化器といったその先の粘膜臓器への外来微生物による感染をブロックしています。
・抗炎症作用
炎症部分で産生された物質を除去する成分を唾液は含んでおり、抗炎症作用や抗がん作用があります。
・緩衝作用
唾液は口腔内のphの調整を行っています。細菌により産生された酸を中和することによって、歯の脱灰(歯が溶けること)を防いでくれています。
・再石灰化促進作用
唾液中に含まれるカルシウムとリン塩酸が、歯のエナメル質の脱灰を防ぎ、再石灰化を促進しています。
どうでしょうか?実は機能的な唾液ですが、なんとまだ5つも機能を隠し持っています!
次回は残りの5つ、隠されたスーパー機能を紹介します!お楽しみに~