大人のためのフッ素
2020年5月18日
みなさんフッ素ってご存じですか?
歯磨き粉等にも入っていることが多いです。
(こちらのトピックでも何度かフッ素についての記事を
掲載していますので、よろしければご覧ください♪)
歯に対するフッ素の効果としては
①歯の質を強くする
②歯を再石灰化する
③歯を守る抗菌作用がある
等があり、簡単に言ってしまえば
「歯を虫歯になりにくくするもの」と言えます。
そんなフッ素ですが
「フッ素によるむしば予防は子どものためのもの」
というイメージが強く根付いており、
そう思ってる方が多いと思います。
ですが、成人の方にももちろん効果があり
フッ素の効果を最大限に活かすブラッシング方法を実践することで
より一層、むしばに強くなる歯を作ることができるのです!
どれを選べばいい??どうやるの??
まずはフッ素入りの歯磨き粉を選びましょう!!
フッ素濃度が1000ppm以上あるものは
濃度の表示が義務付けられていて、
パッケージ等に記載がありますので
チェックしてみてください♪
フッ素濃度は1500ppmが上限で一番高い濃度です。
濃度が高い↑ほど、むしば予防の効果の上昇↑が望めます。
ですが、濃度が高ければいいという訳ではありません。
大人のためのフッ素歯磨剤として
使用基準がちゃんと決められており、
その最大上限が1500ppmとなっています。
通常お子様に使用するフッ素は1000ppm未満が多いです。
フッ素濃度が高いものは低いものに比べて刺激が強く、
特に大人が使用する高濃度フッ素入り歯磨剤は
6歳未満のお子様には使用を控えていただいておりますので
十分注意してくださいね。
そしてフッ素デリバリー歯磨きという方法を知りましょう!
フッ素の効果を最大限に活かすことができ、
より効果的に根面にフッ素を作用させることができます!
フッ素デリバリー歯磨きの仕方
①歯磨剤を歯列全体に広げる
歯全体に歯磨剤が行きわたるようにハブラシで広げていきましょう
②2~3分、泡立ちを保つように歯を磨く
1本1本細かくハブラシを動かして磨くことで
泡立ちがよくなっていきますよ!
③10~15mL(カレースプーン1杯分ほど)の水で1回だけうがいをする
たくさんの水で何度も何度もうがいをするのはNG!
④その後、1~2時間は飲食をしない
しっかりフッ素を作用させるため、何もお口に入れない時間を作りましょう
歯を磨いた後、お口いっぱいの水で
しっかりゆすぐ方が多いと思われますが
これではお口の中にせっかくコーティングしたフッ素を
洗い流してしまうのでもったいないです...
歯磨きの後、1~2時間飲食をしないのも同じ理由で
飲食によって流れてしまうのを防ぐためなんです!
いかがでしたか?ご自身の毎日の歯磨きを
少し変えるだけで虫歯になりにくい歯にできるんです!
フッ素濃度の高い歯磨剤とブラッシング方法で
虫歯になりにくい歯にしていきましょう!!
お口の中を清潔に保つことで
病気の感染の予防にもつながりますよ♪
詳しい説明をご希望の方は
スタッフやドクターまでお尋ねくださいね( *´艸`)